NOSKMARD IP VALUE CHAIN


 企業価値ということが度々言われるが、それは、財務諸表から読み取れる現在の業務評価であったり、IPO時の株価であったり、あるいは M&Aの際に買収価格となって数値化される。株価や買収価格には、その企業の将来への期待値が実質の価値に影響することもあり、 この意味では、企業の魅力作り、価値作りが欠かせない。
 この企業価値、従来は不動産、設備機器等の有形資産をもとに評価されてきたが、これからは無形資産、とりわけ知的財産が比重を増してくる のは必至である。こうした時代の流れを背景に、ノスクマードはこれからの企業価値の本質である無形資産、とりわけ知的財産の分野で企業の シンクタンクの役割を果たしていく。
 ただこれまでは、日本の各企業は、企業全般の知的財産や知的資産の形成を一連のものとして見て、これらを開発、形成することをして こなかった経緯がある。
 われわれノスクマードは、これらに対し一石を投じようとしている。つまり企業の知的財産や知的資産をIP(知的財産)バリュー・チェーンと して認識し、これらにアプローチをかけようとするものである。


長期的な明日への企業評価(監査)と対策
 ノスクマードは、従来の事業や商材を対象とした、過去から現在にいたる業績評価ばかりでなく、「弁理士の企業監査」と称し、 各企業の中長期的な明日に対する評価(監査)も行っている。 中長期的な事業監査であり、一種の企業評価といえなくもない。
つまり、将来も安定した企業活動を発展的に継続していける商材、シーズ、人材を蓄積しているか、それらを絶えずバリュー・アップしているか、 又、そういったシーズを、時節、地域、時代を的確に見極め、ベストの状態で上市できるよう準備ができているか、といったことの評価であり、 いわば、企業の継続的且つ発展的な明日への道を担保するための知的財産乃至知的資本への評価である。
この評価の結果、もし問題ありと判断した場合、その問題をどのように認識し又解決するか、

  • 1.役員会での認識への働きかけ。
    2.場合によってはアライアンスやM&Aをも視野に入れたソリューションの提案。
    3.例えばCRM,ERPの形成、新しい営業体系の提案。

  • ・・・・・等々を視野に入れ、企業の明日へ向けた動きへと誘導する。

 逆に現況、問題がなしとして
     
  • 1.例えば、国内で著名なブランドを持っている企業の場合、このブランドという大きな知的財産が新たな技術との連結
       により海外市場を含めた新たな市場での 事業展開の可能性を示唆し、企業とともに将来図を設計する


    2.企業とともに企画・研究開発を手掛け、知的財産権を確保し、更にはあらたな事業展開における知的財産や知的財産
       権に位置づけを与える


・・・・・等々、経営における知的財産のバリュー・チェーン構築へと導く。


明日への評価に続く知的財産への3つの段階
知的財産(IP)は、企画・開発の段階、知的財産権確保の段階、国際展開をも含めた事業展開の段階、と大きく3つの段階を経てバリュー・チェーンとして形成される。 この評価の結果、もし問題ありと判断した場合、その問題をどのように認識し又解決するか、


 研究開発段階では、種々のリサーチ結果や情報をもとに行った評価と対策にもとづき、新しいコンセプトを提案し、更なる企画・開発につないでいく。
 R (Research,Result,Recognize,Reset,・・) &D (Design,Develop,・・)のプロセスでは常に知的財産・知的財産権を意識し、商品化や事業化に伴うマーケティング活動を視野に入れた知的財産開発に取り組み、目に見える形の知的財産として知的財産権の確保に導く

 またビジネスの視点からは、
 将来
 @担保化をする、
 A権利として売却する、
 Bライセンスをする
 C提携の材料とする、
 D市場独占する、
 E資本財とする、

といったケースも見据えて、それぞれの視点で権利を確保するといった合目的的なR&Dもこの段階で行う。

競争性と企業価値向上フロー






 知的財産権の確保は、IPバリュー・チェーンの一環としての知的財産権の合目的的確保を目指してポートフォリオ的プランを作り強力な知的財産権の開発をせんとする。知的財産権は、一方で資産的性格を有するものの、他方で所有権的性格をも保有し、これらを扱う人々には経営的能力、財務的能力ばかりでなく、戦う法務的能力が要求される。 つまりIP&IPR Handlerとしての能力がCEOや他の役員に求められるのである。

 ノスクマードが、過去、多くの経営者の育成にかかわってきたのは、各分野の人材育成にとどまらず、このIP&IPR Handler育成の一面をも有するものである。


 知的財産対策の次のステップは、研究開発をし、権利確保した成果をいかに国内、国際的に事業展開するかということである。商品化、事業化にはテストマーケティングはもちろんのこと、ブランド戦略も必要である。市場での実施結果をフィードバックすることが繰り返され、事業的、商品的、権利的改善や改良が加えられて商品や事業並びに権利の完成度を高めていくのである。

  商品化を進める過程では、商品の生産工程が構築され、生産モデルやノウハウを含めた知的財産対策が検討される。
 さらに標的市場の選定、マーケティング戦略についての提言を行ったりもする。 日本市場をターゲットとする場合、あるいは国際的な市場、とりわけ欧米市場やアジア市場、BRICS、VISTA市場をはじめとする成長途上国市場を選んだ場合では、おのずとそれぞれの展開の仕方が異なってくるのを配慮しながら対応策を提供する。

  検討や試行錯誤、フィードバックを繰り返しながら、全体のビジネスモデルの骨格が姿を現し、細部まで具体化された企業としてのフレームが完成するわけである。この延長上での企業展開の形態としては、従来の企業ベースの中での展開、つまり従来のフレーム内で行う状況やさらにベンチャー的なエンタープライジングを行う状況が想定される。



以上のように評価と対策段階、研究開発の段階、知的財産権確保の段階、事業展開段階といった流れに対し、明日への継続的事業発展の為に、 われわれノスクマードは、これらへの個別段階的なコンサルティングの提供や全体のバリュー・チェーン、即ちNOSKMARD IP VALUE CHAIN SOLUTIONを提供するものである。 NOSKMARD IP VALUE CHAIN
 技術やブランド、企業モデル等の知的財産・知的資産を扱う株式会社ノスクマードインスティチュートと、特許権、商標権等の知的財産権法務を扱う 柳野国際特許事務所は「知」のスペシャリストとして強固な一枚岩となり、更には日本におけるベンチャービジネスの黎明期(1975年以来)から 35年以上にわたり、日本のベンチャービジネスのプロデュースや展開並びに企業の第二創業やM&A,アライアンス等に携わってきた地道な活動・ ノウハウの蓄積の結果、NOSKMARD IP(知的財産) VALUE CHAINという目線、目利きが作られてきたと自負するものである。

NOSKMARD IP VALUE CHAINからの提言

  • バリュー・チェーンモデルにのっとって新たな商品や企業開発を。
    現在の企業評価から将来の問題点の探求を。
    将来への価値を強力な知的財産権として権利の確保を。
    それらをもととした新しい企業体系を構築し、国内、国際的にも力強い企業活動にチャレンジを。
    社会はめまぐるしく変化しても、それに流されない中長期的「価知」の確保、開発を。
    IP&IPR Handler機能をCEOの中に
    BRICsからVISTAマーケティングへ
    高度総合処理機能テーブルの設定を
    ともに明日に向かって、どう打って出るかを
    ともあれ、Noskmard Conceptから。

NOSKMARD IP VALUE CHAINからの提言
永年蓄積されてきたノスクマードによる技術・商品・知的財産や研究開発型企業への評価を未来への投資・融資や提携・企業買収等にご活用下さい。